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まともな人ほど結婚しない説は本当?生涯独身を選んで後悔しない理由を解説!

恋愛婚活コラム

「まともな人ほど結婚しない」という言葉を、SNSやインターネットで見かけることがあります。

仕事もしっかりしていて、人付き合いにも問題がなさそうなのに独身。周囲にそんな人がいると、「確かにそうかもしれない」と感じることもあるでしょう。

自分自身が長く独身でいる場合、「結婚していない自分がおかしいわけではない」と安心する言葉として受け止める人もいるかもしれません。

しかし、「まともな人ほど結婚しない」という説を裏付ける公的な統計があるわけではありません。

そもそも「まともな人」の定義自体が曖昧です。誠実な人、仕事ができる人、経済的に自立している人、精神的に安定している人など、人によってイメージする人物像も違います。

一方、日本で結婚しない人が増えていることは統計から確認できます。また、若い世代の結婚に対する考え方も以前とは変化しています。

つまり、「まともだから結婚しない」というより、結婚を人生の必須条件と考えない人が増え、結婚するかどうかを個人が選択しやすい社会になってきたと考える方が実態に近いでしょう。

この記事では、「まともな人ほど結婚しない」という説をそのまま信じるのではなく、公的な統計をもとに、未婚者が増えている背景や独身生活のメリット・注意点、将来後悔しないために考えておきたいことを整理します。

「まともな人ほど結婚しない」は本当なのか

最初に結論からいうと、「まともな人ほど結婚しない」と証明できる統計的な根拠はありません。

結婚しているかどうかと、その人の人間性を結びつけて考えること自体に無理があります。

それでも、この言葉に「何となく分かる」と感じる人がいるのはなぜなのでしょうか。

「まとも」の基準は人によって違う

「まともな人」と聞いて、どんな人物を思い浮かべるでしょうか。

例えば、

・仕事をきちんとしている
・経済的に自立している
・他人に依存しすぎない
・一人でも生活を楽しめる
・人間関係を大切にできる
・感情的になりすぎない
・将来について考えている

といった特徴をイメージするかもしれません。

ところが、これらは結婚している人にも独身の人にも当てはまります。

「独身だから自立している」「結婚しているからまとも」といった判断もできません。

結婚の有無は、人間性を評価する基準ではないからです。

「まともな人ほど結婚しない」という言葉は、客観的な事実というより、現代の結婚観の変化を印象的に表現した言葉として捉える方がよいでしょう。

一人でも生活できる人が増えたことは背景の一つ

以前は、結婚が生活の安定と強く結びついていました。

現在は働き方や生活スタイルが多様になり、一人で生活を続ける選択肢も以前より現実的になっています。

自分で収入を得て生活でき、趣味や友人関係も充実していれば、「急いで結婚しなければならない」と考えない人がいても不思議ではありません。

結婚しないと生活が成立しないわけではないため、「本当に一緒に暮らしたいと思える相手と出会ったら結婚する」という考え方もできます。

このような価値観の変化が、「しっかりした人なのに結婚していない」というケースを目立たせ、「まともな人ほど結婚しない」という言葉につながっている可能性があります。

慎重な人ほど結婚を急がないことはある

結婚は生活を大きく変える選択です。

住む場所、お金の使い方、家事、仕事、子どもを持つかどうか、親との付き合いなど、さまざまなことを相手と相談する必要があります。

そのため、将来を慎重に考える人ほど、「年齢的にそろそろだから」という理由だけで結婚を決めないことは考えられます。

ただし、ここから「慎重な人ほど結婚しない」と結論づけることはできません。

慎重に相手を選んで結婚する人も当然います。

重要なのは、性格と未婚を単純に結びつけないことです。

日本では結婚しない人が本当に増えている

「まともな人ほど結婚しない」という説とは別に、日本で未婚のまま50歳を迎える人が増えていることは統計から確認できます。

ここでは国立社会保障・人口問題研究所のデータを見てみましょう。

2020年の50歳時未婚割合は男性28.25%・女性17.81%

結婚に関する記事で以前よく使われていたのが「生涯未婚率」という言葉です。

現在は「50歳時未婚割合」と表現するのが一般的です。

これは45~49歳と50~54歳の未婚割合の平均から算出される指標で、「一生結婚しない人の割合」を直接表したものではありません。

2020年の50歳時未婚割合は、

男性 28.25%
女性 17.81%

となっています。

1980年には男性2.60%、女性4.45%だったため、長期的に見ると大きく上昇しています。

特に男性は2020年には4人に1人を超える水準となりました。

女性についても、50歳時点で未婚の人は以前より珍しくなくなっています。

ただし、50歳を過ぎてから初めて結婚する人もいるため、「50歳時未婚割合=一生独身でいる人の割合」ではありません。

統計を見る際には、この違いを理解しておくことが大切です。

若い未婚者の多くは現在も「いずれ結婚したい」と考えている

未婚者が増えているからといって、多くの若者が結婚そのものを否定しているわけでもありません。

国立社会保障・人口問題研究所が2021年に実施した第16回出生動向基本調査では、18~34歳の未婚者のうち「いずれ結婚するつもり」と答えた割合は、男性81.4%、女性84.3%でした。

つまり8割以上が、将来の結婚意思を持っていたことになります。

一方、この割合は前回調査より低下しています。

「結婚するのが当然」という考え方から、「結婚したい人は結婚する」という考え方へ少しずつ変化している様子が数字からも見えてきます。

「結婚しない」と「まだ結婚していない」は違う

独身者について考える際、特に注意したいのがこの違いです。

現在独身だからといって、その人が積極的に独身を選択しているとは限りません。

大きく分ければ、

「今は結婚するつもりがない人」

「将来は結婚したい人」

「良い相手がいれば結婚したい人」

「結婚したかったが出会いがなかった人」

など、さまざまな状況があります。

したがって、未婚率の上昇をそのまま「独身を選ぶ人が増えた」と解釈することにも注意が必要です。

結婚に対する考え方と、実際に結婚したかどうかは分けて考える必要があります。

なぜ結婚しない人が増えているのか

結婚しない人が増えた背景を一つの理由だけで説明することはできません。

結婚観だけでなく、仕事、収入、出会い、生活スタイルなど複数の要因が関係しています。

結婚が「必ずするもの」ではなくなった

かつては、一定の年齢になると結婚することが社会的な標準と考えられる傾向が強くありました。

現在はその考え方が変わっています。

独身のまま働き続ける人、趣味を中心に生活する人、結婚せずパートナーとの関係を続ける人など、生き方は多様化しています。

「結婚しないと幸せになれない」という価値観だけで人生を考える必要はなくなりました。

これは結婚の価値が下がったというより、人生の選択肢が増えたと考えた方がよいでしょう。

一人の生活に満足している人もいる

仕事があり、友人がいて、趣味を楽しみ、経済的にも自立している場合、一人暮らしに大きな不満を感じない人もいます。

現在の生活が充実していれば、「結婚によって生活を変える必要があるのか」と考えるのは自然なことです。

特に長く一人暮らしをしていると、自分の生活リズムが確立されていきます。

食事の時間、休日の過ごし方、お金の使い方、家事の方法などを自由に決められる生活に慣れるほど、誰かと生活を合わせることへのハードルを感じることもあります。

結婚したくても出会いがない場合もある

一方、「結婚しない人が増えた=独身を望む人が増えた」と考えるだけでは実態を説明できません。

結婚したいと思っていても、適当な相手に出会えていない人もいます。

仕事と自宅の往復が中心になれば、新しい人と知り合う機会は限られます。

職場に同年代の独身者が少ない場合もあるでしょう。

こうした人にとっては、「独身を選択している」というより、結婚を希望しながら現在まで独身でいるという表現の方が近くなります。

経済的な事情も無視できない

結婚は気持ちだけで決められるものでもありません。

住居費や生活費、結婚後の働き方、子どもを希望する場合の教育費など、将来の家計について考える必要があります。

収入が安定していない、仕事の先行きが不安、生活費が上昇しているといった状況では、結婚したいと思っていても決断しにくくなることがあります。

そのため、未婚率の上昇を個人の性格だけで説明することはできません。

社会や経済環境も含めて考える必要があります。

独身でいることにはどんなメリットがあるのか

結婚するか独身でいるかを考えるとき、どちらか一方だけを理想化する必要はありません。

独身生活には独身ならではの良さがあります。

一方、結婚生活にも一人では得にくい良さがあります。

まずは独身生活のメリットを具体的に見てみましょう。

時間を自分の判断で使いやすい

独身生活の分かりやすいメリットは、時間の自由度です。

休日に何をするか、何時に食事をするか、旅行へ行くか、自宅で過ごすかなどを基本的に自分で決められます。

趣味、旅行、資格取得、勉強、副業などに時間を使いたい人にとって、この自由度は大きな魅力です。

もちろん結婚していても自分の時間を持つことはできますが、共同生活では相手との予定調整が必要になる場面が増えます。

一人で過ごす時間そのものが好きな人にとっては、独身生活との相性がよいこともあります。

住む場所や仕事を決めやすい

転職、転勤、独立、移住などを考えたとき、自分一人であれば比較的判断しやすくなります。

結婚していれば、配偶者の仕事や家族の事情も考えなければなりません。

「地方へ移住したい」「海外で働いてみたい」「思い切って転職したい」と考えたとき、自分の判断で動けることは独身生活のメリットの一つです。

お金の使い方を自分で決められる

収入を何に使うかも基本的に自分で決められます。

趣味に使う、旅行する、貯蓄する、投資するなど、自分の価値観に合わせて家計を管理できます。

夫婦では金銭感覚の違いが問題になることもありますが、一人であればその調整は必要ありません。

ただし、収入が一つしかないという意味では、独身世帯ならではの経済的な注意点もあります。

自由に使えることと将来への備えは分けて考える必要があります。

人間関係を自分で選びやすい

結婚すると配偶者だけでなく、その家族や親族との関係が生まれることがあります。

独身であれば、こうした結婚を通じた人間関係は基本的に発生しません。

自分が大切にしたい友人や家族、趣味の仲間などとの関係を中心に生活を組み立てやすくなります。

ただし、これは「独身なら人間関係の悩みがなくなる」という意味ではありません。

職場、親、友人などとの関係は独身でも存在します。

生涯独身を考えるなら知っておきたい現実

現在一人の生活に満足していても、10年後、20年後には生活環境が変わります。

独身を選択すること自体に問題はありませんが、将来起こり得る変化を知っておくことは大切です。

一人の家計では収入減少の影響を受けやすい

独身生活では、自分の収入が家計の中心になります。

病気や失業などで収入が減った場合、配偶者の収入で補うことはできません。

家賃、光熱費、通信費など、一人でも一定額必要になる支出もあります。

そのため独身生活を長期的に続けるのであれば、現役時代から生活防衛資金や老後資金について考えておく必要があります。

必要な金額は、収入、住居、年金、生活水準などによって大きく異なるため、「独身なら老後に○千万円必要」といった一律の数字だけを信じないことも重要です。

自分の家計を基準に考えましょう。

病気や入院時に頼れる人を考えておく

若いうちは、一人暮らしで困る場面がそれほど多くないかもしれません。

しかし、病気やけがで動けなくなったときには状況が変わります。

入院中の生活用品を準備してもらう、退院後の生活を手伝ってもらうなど、誰かの助けが必要になることがあります。

家族が近くにいれば頼れる場合もありますが、親も年齢を重ねていきます。

将来的には、家族だけを前提にしない生活の仕組みも考えておく必要があります。

一人暮らしの高齢化は社会全体の課題になっている

一人暮らしで亡くなる人についても、公的な統計が公表されるようになっています。

警察庁によると、2025年中に警察が取り扱った死体のうち、「自宅において死亡した一人暮らしの者」は76,941人でした。

ただし、この数字をそのまま「孤独死の人数」と表現することには注意が必要です。

警察庁の統計は「自宅で死亡した一人暮らしの人」を集計したものであり、すべてが社会的に孤立した状態で亡くなったことを意味するわけではありません。

重要なのは数字を怖がることではなく、一人暮らしでは緊急時に発見が遅れる可能性があることを知り、連絡手段や見守りについて考えておくことです。

孤独と一人暮らしは同じではない

「独身=孤独」と考えるのも正確ではありません。

結婚していても孤独を感じる人はいますし、一人暮らしでも友人や地域とのつながりが豊かな人もいます。

一人で暮らしているという「状態」と、孤独を感じるという「感情」は別のものです。

独身生活で重要なのは、配偶者がいないことそのものよりも、困ったときに連絡できる人や社会とのつながりを維持できているかどうかです。

独身を選んで後悔しやすいのはどんなとき?

「独身を選んだら後悔するのか」という疑問に、全員に当てはまる答えはありません。

結婚して後悔する人もいれば、結婚しなかったことを後悔する人もいます。

大切なのは、自分が将来どのような場面で迷う可能性があるのかを考えておくことです。

周囲の環境が変わったとき

20代、30代では独身の友人が多くても、年齢とともに友人が結婚したり子どもを持ったりすると、付き合い方が変わることがあります。

以前は毎週会っていた友人と年に数回しか会わなくなることもあるでしょう。

この変化を「寂しい」と感じる人もいれば、一人の時間が増えて快適だと感じる人もいます。

現在の人間関係がそのまま何十年も続くとは限らないことだけは考えておきたいところです。

親の介護や死を経験したとき

独身者にとって大きな生活変化の一つが、親の高齢化です。

親が元気なうちは家族とのつながりを意識しなくても、介護が必要になると生活が変わる可能性があります。

さらに親を亡くした後、家族との日常的なつながりが急に少なくなることもあります。

兄弟姉妹がいるか、親戚との関係があるかによっても状況は違います。

独身生活を考えるときは、自分だけでなく家族も年齢を重ねていくことを忘れないようにしましょう。

「本当は結婚したかった」と後から気づいたとき

独身でいることそのものより、「本当は結婚したかったのに行動しなかった」と感じる方が後悔につながる可能性があります。

例えば、

「いつか自然に出会えると思っていた」

「仕事が落ち着いてから考えようと思っていた」

「婚活するほどではないと思っていた」

という状態のまま時間が過ぎることがあります。

結婚したくないのであれば、無理に婚活する必要はありません。

しかし「良い人がいれば結婚したい」と思っているなら、出会いを完全に偶然任せにするのか、一度は自分から探してみるのかを考えてもよいでしょう。

生涯独身で後悔しないために準備しておきたいこと

独身を選ぶ場合に重要なのは、「結婚しない」と決めることそのものではありません。

一人でも安心して生活を続けられる環境を作ることです。

自分の年金と生活費を把握する

最初に確認したいのは、将来のお金です。

毎月いくら使っているのか、現在どの程度貯蓄できているのか、将来どの程度の年金を受け取れる見込みなのかを確認してみましょう。

公的年金の見込み額については「ねんきんネット」などで確認できます。

老後資金についても、「独身女性なら○千万円必要」という一般論だけで決めるのではなく、

現在の生活費
住居費
持ち家か賃貸か
年金見込み額
退職時期
貯蓄額

などから自分の場合を考える方が現実的です。

NISAやiDeCoなどの制度を利用する場合も、仕組みやリスクを理解したうえで、自分の家計に無理のない範囲で検討しましょう。

家族以外のつながりも大切にする

独身生活では、家族以外の人間関係がより重要になることがあります。

学生時代の友人だけでなく、趣味、地域、仕事など、異なる場所に人間関係があると、一つのつながりが薄くなっても孤立しにくくなります。

大人数の友人グループを作る必要はありません。

「しばらく連絡がなければ気にしてくれる人」が数人いるだけでも意味があります。

年齢を重ねてから新しい人間関係を作るのが難しいと感じる人は、今ある関係を無理のない範囲で維持していくことから始めてもよいでしょう。

住まいについて早めに考える

老後の生活では住まいも重要です。

現在の住宅に高齢になっても住み続けられるのか、買い物や病院へ行きやすい場所なのか、賃貸を続ける場合はどのような選択肢があるのかなどを考えておく必要があります。

若いうちは通勤時間を中心に住む場所を選びがちですが、退職後は生活圏が変わります。

公共交通機関、医療機関、スーパーなどへのアクセスも将来的には重要になります。

今すぐ老後の住居を決める必要はありませんが、「何歳ごろまで今の場所で暮らしたいか」を考えておくだけでも準備しやすくなります。

緊急時に誰へ連絡するか決めておく

一人暮らしでは、病気や事故など突然の出来事への備えも必要です。

緊急連絡先を誰にするのか、重要な書類をどこに保管しているのか、家族や信頼できる人が把握しているかなどを確認しておきましょう。

年齢を重ねれば、地域の見守りサービスや民間サービスを利用する選択肢もあります。

「一人で生きる」ということは、すべてを一人で抱え込むことではありません。

必要なときに人や制度を頼れるよう準備しておくことも、自立した生活の一部です。

結婚するか迷っている人が一度考えてみたいこと

「結婚しなくても幸せになれる」と分かっていても、自分が本当に独身を望んでいるのか分からない人もいるでしょう。

そんなときは、「結婚する・しない」を今すぐ決めるより、自分が何を望んでいるのか整理してみることが先です。

「結婚したくない」のか「今はしたくない」のか

この二つは似ていますが、意味が違います。

仕事が忙しい、趣味が楽しい、今の生活を変えたくないという理由で「今は結婚したくない」と感じているのであれば、数年後に気持ちが変わる可能性があります。

一方、一人の生活を長期的に続けたいという考えが明確なら、それを前提に人生設計をすることもできます。

今の気持ちを、一生変えてはいけないわけではありません。

結婚観は年齢や経験によって変わることがあります。

「結婚したくない」のか「婚活したくない」のか

もう一つ区別したいのが、結婚そのものと婚活です。

「婚活は面倒だからしたくない。でも良い人と出会ったら結婚したい」という人もいます。

この場合は結婚を否定しているのではなく、婚活という活動に抵抗を感じている状態です。

マッチングアプリ、結婚相談所、婚活パーティーなどを利用しなくても、趣味や知人の紹介など出会い方はいくつもあります。

結婚への希望と、出会い方への好みを分けて考えると、自分の気持ちを整理しやすくなります。

周囲ではなく自分の基準で考える

友人が次々と結婚すると焦ることがあります。

反対に、SNSで「独身最高」という意見をたくさん見れば、結婚する必要はないと思うこともあるでしょう。

しかし、どちらも他人の人生です。

結婚して幸せな人も、独身で幸せな人もいます。

大切なのは「どちらが正しいか」ではなく、自分がどのような生活をしたいのかです。

5年後、10年後の生活を想像して、

誰と暮らしたいか
どんな場所に住みたいか
休日をどう過ごしたいか
仕事をどの程度続けたいか
家族を持ちたいか
一人の時間をどの程度大切にしたいか

を考えてみると、自分にとって結婚が必要なのか少しずつ見えてきます。

「まともだから結婚しない」と考える必要はない

「まともな人ほど結婚しない」という言葉は、独身でいることに引け目を感じている人にとって、少し安心できる言葉かもしれません。

しかし、自分の生き方を肯定するために、結婚している人と独身の人を比較する必要はありません。

結婚しているかどうかで、人としての価値が決まるわけではないからです。

同じように、「独身だから自由」「結婚したから幸せ」と単純に分けることもできません。

それぞれに良い面と難しい面があります。

重要なのは、自分が選んだ生活に必要な準備をすることです。

独身で暮らすなら、お金、住まい、人とのつながり、緊急時への備えを考える。

結婚したいのであれば、「いつか」と考えるだけでなく、自分に合った出会い方を検討する。

まだ決められないのであれば、今すぐ結論を出す必要もありません。

自分の考えが変わったときに選択できる余地を残しておくことも、一つの考え方です。

まとめ:結婚するかどうかより「どんな人生を送りたいか」を考えよう

「まともな人ほど結婚しない」という説を裏付ける公的な統計はありません。

そもそも「まとも」という言葉に客観的な基準がなく、結婚しているかどうかと人間性を結びつけることはできません。

一方、日本で50歳時点の未婚割合が長期的に上昇していることは事実です。

国立社会保障・人口問題研究所の資料では、2020年の50歳時未婚割合は男性28.25%、女性17.81%となっています。

しかし、18~34歳の未婚者を見ると、2021年の調査でも男性81.4%、女性84.3%が「いずれ結婚するつもり」と回答しています。

つまり、「未婚者が増えている=みんなが結婚を望まなくなった」という単純な話でもありません。

結婚を望まない人もいれば、今は必要ないと考えている人、良い相手がいれば結婚したい人、結婚を希望しているものの出会えていない人もいます。

大切なのは、自分がどのタイプなのかを考えることです。

独身でいることを望むのであれば、お金、住まい、人間関係、緊急時への備えを少しずつ整えていけば、一人でも安心して暮らせる環境を作ることができます。

一方、「本当は結婚したい」と感じているのであれば、「まともな人ほど結婚しない」という言葉を理由に諦める必要もありません。

結婚することと独身でいることのどちらが正解かを決める必要はありません。

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